お知らせ

2017

2/08

発達障害の心理臨床



 

発達障害の心理臨床本の紹介です。
「発達障害の心理臨床 子どもと家族を支える療育支援と心理臨床的援助」
有斐閣

「概念の歴史的変遷、専門機関や専門職の役割についてコンパクトに解説。事例や「親の声」等を盛り込みながら療育支援と心理臨床的援助のエッセンスをまとめました。発達障害の世界にはじめて出会う人、支援の可能性を探る専門家に」

と表紙にあるように、発達障害についてまず押さえておきたい事項を一通り読める良書です。基礎事項がとてもよくまとめられており、文章も読みやすいです。
出版は有斐閣。大昔教育大在学中によく教科書としてお世話になった本の出版社です。有斐閣アルマというシリーズで「専門科目として学ぶ人のために」というスタンスで書かれています。

街の本屋さんで発達障害関連の本を探すと教育関係者向けとあっても何故かカラーの立派な装丁でイラスト満載の本によく出会います。ま、それはそれで実用的ではありますが、もう少し本質的なところにも触れながらちゃんとした内容(しかもお手頃になどと都合よく思う)のものを読みたいと思うと意外に見当たらず。

この本は発達障害の概念から家族への支援までそれぞれの専門家によって分担されて書かれもので、しかもそれが文章的にも本を貫く姿勢的にも一貫してよくまとめられています。
事例も豊富で子どもに接する際に必要な基本的な姿勢を読み取っていけます。有斐閣の編集者さんの力が感じられると言っては失礼かもしれませんが、そんな一冊です。新しい情報を折り込んで改訂版も是非出していって欲しいです。

発達障害の子ども達のピアノレッスンに取り組む街のピアノの先生方の基礎的な手引となる良書としてもおすすめと思います。

見つけたのはジュンク堂。
アマゾンでも入手できます。